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【登壇レポート】AI疲れの正体は、"隠れ蓑"を奪われて「忙しいふり」ができなくなることへの恐怖「AIがすべて代替できるようになったとしても、それでも自分がやりたいと握りしめて話さない仕事はなに?」

こんにちは、てぃば@rechiba3です✌

2026年4月28日、柳川・みやっちのAIのWHYと未来を語る会 #2〜 今あえて問う 俺達にとってのリアルなAIとはなんなのか 〜 のLightning Talkにて「忙しいふりを自覚する 個人の仕事の棚卸しと境界線の引き直し」というテーマでお話しさせていただきました。

yanagawa.connpass.com

今日はその内容をベースに、AI時代における私たちの「心の守り方」について書きたいと思います。

結論から言います。

私たちがAIに抵抗感を感じる本当の理由は、ツールの使い方が分からないからではありません。「AIによって、自分が自分を守るための"隠れ蓑"を奪われるのが怖いから」です。

 

登壇した内容

speakerdeck.com

登壇では、「AI時代における個人の働き方のアップデートと、マインドセットの転換」について語りました。

仕事を3つの軸に分解し、今後、AIが代替していくのは主に3つ目の「リフレッシュ(習熟)」の領域だと提言しました。

ここで最も重要なメッセージは、「AIによって空いた時間で、これまでできていなかった仕事や優先度を劣後していた仕事に割こう」ということです。

 

これ以降では、登壇を経て、あらためて自分に問いてみた「AIがすべて代替できるようになったとしても、それでも自分がやりたいと握りしめて話さない仕事はなに?」について思考しています。

 

よかったらご覧ください💁‍♀️

 

「AIで効率化!」の裏で、密かに息苦しさを感じていない?

「最近、なんだかずっと忙しいな……」

ふと気づくと、そんな問いが私の脳内を占めています。

世間は「ClaudeCodeだ」「Copilotだ」「圧倒的業務効率化だ!」と大盛り上がり。でも、その熱狂の裏側で、こんなモヤモヤを抱えている人は少なくないはずです。

「AIを使いこなせたとして、効率化して空いた時間に、もっと重たくてしんどい仕事ばかり増えるんじゃないか……?」

 

「忙しい」は、心地よいオアシスだった

第3子出産からの復職後、新しい武器としてAIを与えられました。

様々なツールを駆使し、ドキュメント作成やデータ集計などの定型業務をガンガン自動化していったんです。「これで最強になれる!」と意気込んでいました。

そして半年、私はかつてないほどの「AI疲れ」に陥り、毎日息苦しさを感じていました。

効率化して空いた時間に、カロリーが異常に高い仕事ばかりを無意識に詰め込んでしまっていたからです。

これまで、資料の体裁を整えたり、タスクチケットを綺麗にするといった「手を動かせば終わる作業」は、実は私の脳を休めるための“オアシス”でした。

それをAIに全部明け渡してしまった結果、常に全力疾走の短距離走を強いられているような状態になってしまったのです。

人間は、心がパンクしそうになると無意識のうちに「手を動かすだけの作業」に没頭し、「私、今忙しいんで!」というふりをして自分を守ろうとする生き物だと気が付きました。

 

仕事を解剖する「3つの軸」

かつて私たちが「心地よい達成感」を得ていた定型業務や習熟タスクは、これから間違いなくAIに代替されていきます。

オアシスが奪われる今、私たちはどうやって正気を保ち、仕事に向き合えばいいのでしょうか。

私は、自身の仕事を以下の「3つの軸」で棚卸ししてみました。

1. 価値を増やす仕事

プロダクトやチームにとって直接的な利益や前進をもたらす、核心の仕事です。顧客インサイトから本当の課題を見つけ出したり、新しいアイデアを創り出す時間。

ここはAIには完全に代替できない、人間ならではの領域です。

2. 経験に箔をつける仕事

今はまだ上手くできないけれど、挑戦することで自分のキャリアやスキルの幅を広げる仕事です。

新しい技術の習得や、これまで経験したことのない規模のプロジェクトのリードなどがこれに当たります。

3. リフレッシュ(習熟)の仕事

すでにやり方を完全にマスターしていて、頭を空っぽにしてもできる定型業務。かつての私が「心地よい逃げ道」にしていた仕事です。

 

皆さんの毎日の業務は、この3つのうちどれに偏っていますか?

もし「3. リフレッシュ」の仕事ばかりで一日が終わっているなら、それは「忙しいふり」で自分を守っているサインかもしれません。

 

AI時代に残された「核心」の仕事に向き合うために

これからの時代、AIが「3. リフレッシュ」の領域をどんどん巻き取ってくれます。

それは一見すると、「1と2の重たい仕事だけをやり続けろ」という地獄の宣告のように聞こえるかもしれません。

でも、違くて。

AIに作業を任せる本当の目的は、「人間らしい仕事を、人間らしいペースで行うための『余白』を創出すること」にあります。

 

私たちが本当にやるべき仕事は、正解のない問いに向き合う「課題発見」や、人と人とが腹を割って話す「対話」だと思います。

これらの仕事は、心がすり減っていては絶対にできません。

「ごめん・・・今忙しいから後で聞くね」と言って、自分だけで完結する仕事を優先してしまうのです。

そういった個人でモクモクする類の仕事は、現在、ほぼすべてAIに代替できますよね?だからこそ、私たちは意図的にサボる勇気(=境界線を引くこと)を持たなければならないのです。

 

そうして空いた時間ではじめたことをスライドで紹介しているのでぜひご覧ください💁‍♀️

 

おわりに

「忙しい」という言葉の裏にある、本当の感情に目を向けてみてください。AIは、私たちが人間らしく「対話」し、誰かのために「課題」を見つけるための時間を取り戻してくれるパートナーです。

あなたが握りしめているその「忙しさ」、そろそろ手放してみませんか?

空いた両手にはもっとワクワクする仕事を掴みたくないですか?

 

もし、この考え方に少しでも「ハッとした」「心が軽くなった」と感じていただけたら、ぜひ同じように悩んでいる周りのチームメンバーにもこの記事(とスライド!)をシェアしてみてくださいね。

一緒に、心地よい「余白」のあるAI時代を作っていきましょう!