てぃばのBlog|CHIBA Reimi(rechiba3)

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【参加レポ】 M3×キャディ|プロダクトマネージャーのリーダーシップ論〜『最難関のリーダーシップ』を語るに参加してきた #caddi_pdm

2025年2月20日に、エムスリー株式会社の山崎さんとキャディ株式会社の白井さんによる「プロダクトマネージャーのリーダーシップ論〜『最難関のリーダーシップ』を語る」というイベントに参加しました。

この記事では、その内容をもとに「プロダクトマネージャーに求められるリーダーシップ」について考察します✍

今回のイベントで話題に挙げられた書籍

最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル – 2017/9/6

 

強いリーダーシップがあるチームとないチームの違い

プロダクトマネージャーのリーダーシップは多岐にわたります。意思決定、関係者調整、ビジョンの提示などの要素が含まれますが、登壇者がリーダーシップが強いチームとして提言していたのは「なんとかし続ける力があること」でした。

 

「なんとかする」とは、単に問題を解決するだけでなく、正解がない状況下で試行錯誤を続け、チームを前進させることを指します。

 

逆に、リーダーシップが発揮されていないチームの状態は、「問題を指摘するだけ」「自分も課題の一部であるという意識がない」状態。

具体的なエピソードとして、

「これ課題ですよね」って言うだけ言ってそれの解決のために提案や自分で動くようなことがなかった事例を挙げられていて「たしかに」とうんうん頷いて話を聞きました。

 

整理すると、こんな感じ↓

強いリーダーシップがあるチーム

  • 目的に向かって進み続ける力がある

  • 課題を指摘するだけでなく、解決策を考え、実行する

  • メンバー全員が自分の役割を理解し、チーム全体の成長に貢献する

リーダーシップがないチーム

  • 問題の指摘ばかりで、解決策の提案がない

  • 「自分には関係ない」という姿勢のメンバーが多い

  • 組織が停滞し、変化に適応できない

 

アダプティブリーダーシップの重要性

アダプティブリーダーシップとは、「適応課題を解決するためのリーダーシップ」

技術的課題とは異なり、メンバーの価値観や行動を変えなければ解決できない課題に対応するためのスキルが求められるとのこと。

アダプティブリーダーシップを発揮するには?

  1. 「自分たちが悪いかもしれない」と考える

    • 問題が発生したときに、まず自分たちの行動を見直す

    • 困難に直面したときに「市場が悪いかも」「時期が今悪いよね〜」等他責にならず、まずは「自分たちが悪いかもしれないですね」って考える発言をしてみると思考が変わる
  2. 半歩先を読む力を養う

    • 上述の「なんとかする力」の具体例として、広告プラットフォームでもあるFacebookがモバイルアプリファーストに移行した時代の話を実例として出して話されました

    • 「広告どう売ってく」の課題に直面したときに、大きな変化を察知し、適応する力の強い必要性を感じた

  3. バルコニーから展望する

    • 目の前の業務に没頭するのではなく、組織全体を俯瞰して見る視点を持つ

    • 試合に没頭してると観客席から見てどう見えてるかって忘れがち
    • GetThingsDoneでさっさとやるべき、たしかにそうだけど、それやるとこの視点を忘れがちになる

 

リーダーシップを鍛えるには?

じゃあ、そんなリーダーシップを鍛えるにはどうすればええんじゃいって話。

お二人の話を聞きながらピックアップしましたが、おそらくこんな感じ。

  • 意思決定のトレーニング:小さな決断を繰り返し、自信をつけさせる

  • フィードバックの実践:チームメンバーと定期的にフィードバックを交換し、成長の機会を増やす

    • 上述のまずは「自分たちが悪いかもしれないですね」って考える発言をし合える関係が望ましいなって思えた
  • ビジョンを語らせる:メンバー自身にビジョンを語らせ、主体的に関与させる

    • なんだかビジョンへの共感が薄い気がするなぁ、と思ったら、語らせること
    • ビジョン語ったり指示をするのが間違い、誰もが語れてこそ

 

まとめ:アダプティブリーダーシップが超発揮されたチームにしてぇな〜!

 

アダプティブリーダーシップの重要性をめちゃんこ認識できる良いセッションでした。

私自身、「その不満は誰が解決する?オレだ!」の思考ですが、そこに至るまでのモヤモヤやいらだちを飲み込むことに時間を要するので、さらに強くなるためにリーダーシップを見直す機会になりました。

チームとともに成長していくことが、プロダクトの成功につながるのは揺るぎない確かな事実だと信じているので、これからも強い意志でサービスの改善、プロダクトの成長に尽くせるように頑張るぞ✊️🔥