長女を産んで職場復帰する際、
「この天使を人に預けて働くなんてしたくない、でもやるんだ」と意気込みをSNSに投稿した。
すると、
「そうだよ!仕事なんてしてる場合じゃない、辞めよう」
「仕事なんていくらでも代わりがいるし、ママの役目はママにしかできないんだよ」
なんてコメントが届きました。
そのコメントがムカつきすぎて投稿そのものを消したことを覚えています笑
自分の我の強さに惚れ惚れしちゃうね。
ただ、これらのコメントをしてきた人たちは悪気があって言っているわけではないんです。
けど当時26歳のわたしはムッカ〜!ときまして。
辞めたらって簡単に言うけど、そしたら私のWeb業界正社員のキャリアはここで空白期間に入るんだけど、そのデカさわかって言ってる?
働かなくなったら収入がなくなるんだけど満足できる生活できるわけなくない?奨学金返済も高校と専門学校と二重にあるんだが?
ママの役目は小さい我が子の育児をするだけ?
パパは外で仕事してればパパなわけ?なわけねーだろうがい!
ずっと第一線で活躍してぇから若いうちにばんばか下積みしねぇといけねんだよばーか!
20代の私の今は”今だけ”
私は31歳までに3人を産みたいという目標がありました。(結果、33歳で3人目を産んだ)。
なぜなら、
- 若くて体力があるうちに幼児を育てたほうが良さそう
- 20代の頃に毎晩カラオケオールして飲み歩いていたあの体力は、子を死なせず育てるためのものだったんですね〜まじか〜
- 35歳から高齢出産となるので選べる出産の手段が少なくなることを知った
- ハイリスク妊婦となるので、ご飯や個室を売りにする個人産院を選べなくなる
- 自分も夫も3人兄弟の長男長女で、3人兄弟の楽しさを経験した
- 兄弟仲は人によるけど、本当にうちは成功体験しかなかった
子どもを授かってから生むまでトツキトオカと言いますが、
1人授かると、1年10ヶ月もの期間が母体安全と子の健やかな成長中心の生活になります。
私は今の会社に入社して10年ですが、ありがたいことに3回も産休を取らせていただいています。
なので、10年中5年が妊産婦の状態。
「責務を果たすぞ〜👊❤️🔥」とハートを燃やす一方で、「とにかく身体が一番いのちだいじに」のプライベートの責任の壁が第一に立ちはだかり、理想の稼働ができないことでイライラ・モヤモヤすることが多くありました。
出産のときにした「市場との約束」
20代は様々な経験を通して、自己を確立させるをする時期だと思っています。
だから余計に、妊娠中の体調不良で思うように動けないような日が続くと、上記のようなイライラ・モヤモヤ・・・
で、産休に入った頃、世間から期待されてる自分と、私がなりたい自分・目指したい人物像を探索し始めました。
てぃばという人物は、会社や同僚からどういう期待をされているか?
この業界、社会にどういう影響を及ぼしたいか?
子どもたちにどんな親として見られたいか?
そんな自問の中で導いた私の思想・言動・振る舞い・・・つまり今の人柄を、私は市場との約束と呼んでいまして、今日まで貫いています。
一人目出産控えていたときの当時のツイート
「ブランディングとは市場とする約束」と思って活動してると、会社内でも社外でも行動指針は自ずと見えてくる
— てぃば┃CHIBA Reimi (@rechiba3) 2017年1月5日
人生に我が子というキャストを登場させる
最近、長女が私の勤める会社で働きたいと言い始めました。
「企画?開発?なにやりたい?」と聞いたところ、「企画!」と言ってるけど、企画がなにするかわかって言ってんのかなww
わかってなさそうw
長女は0歳の頃から同僚との飲み会に連れ出したり、成長の過程で在宅勤務が増えたりで仕事をしている姿を多く見せてきました。
その姿は、前述したような私が市場と約束している人物像が反映されています。
それを見せてきた中での「ママと同じ仕事をしたい」、という発言は子育てしてないと味わえなかった感情ですな〜〜嬉しい〜
すべての「今」は二度と戻らないし、子育ては一瞬のように過ぎるからもっと時間や手間を割きたい気持ちはある。
でも、20代の必死にもがいていた私の時間もその瞬間しかなかったし、尊い経験と賢い選択ができたなって思います。
どのタイミングで子どもを持つかは人それぞれだし、そもそも子どもを持たない選択もある。
「今はまだ」と思っていても「もしかしたら今”でも”いいのかも」と思えたから、今があるよね。
これからも、会社では通常業務もサテライト活動でも成果を残すことを意識して、「あの人出産前よりもアクティブだね」って噂され、育児の美味しいところは絶対に諦めず、テックコミュニティに貢献して後進のためになる学びの機会を維持させていく活動に尽力する・・・・・なアクティブモンスターとしてやっていくぞ✊️❤️🔥
まとめ
- 育児かキャリアか、ではなく両方を肯定して進んだのが私
- “今”は二度と戻らないからこそ、どちらの「今」も大切にする
- 選択は人それぞれで良く、悩みながらでも決断して行動することが良いこと