面白いアドベントカレンダーに参加しました。
Web Accessibility Advent Calendar 2013
http://www.adventar.org/calendars/64
Webアクセシビリティに関する話題でつくるカレンダーです。技術ネタでもそうでなくても、Webアクセシビリティに関する話題であれば何でもOKです。ぜひ、お気軽にご参加ください。
とのことなので参加してみました!
Webアクセシビリティすげえええっていうひたすら褒めまくるエントリーです。
私が理解してる限り、”アクセシビリティ”とは、広汎性に優れていて、だれもが利用・使用できるものです。
たとえば、
- 両手で使える道具
- 弱い力でも動かせる道具
- 弱視でも読める文字媒体
などが具体的な例になります。
しかし、必ずしも身体に障害を持つ人だけに充てられる言葉ではありません。
どんな身体状況、年齢、性別などなどでも、多くの人と共有でき、新たな特性や感性を社会が受け取る可能性であるとも言えます。
ちなみに、Webコンテンツのアクセシビリティは、10年ほど前にJIS(日本工業規格)化されています。
参考)http://www.infoaxia.com/awareness/accessibility/
私がアクセシビリティとう言葉に出逢ったのはもう4年ほど前になります。
専門学校のカリキュラムに入っていて、「なんじゃこりゃ?」って調べたことがきっかけです。
- デザインとは、表面的なことを考えるだけではない
- ユーザーが求めている目的が達成できるか
- そのユーザーが利用するにあたり、制限無く使えるか
- その目的達成がスムーズに誘導されるか
- 更に行きついた先では満足できる結果が得られるか
などを、身近な道具やWebサイトから検証し、学びました。
実際にユーザーの気持ちになるべく、フィールドワークを通したりKJ法を試してみたり、アイディアの発想からすべてのフローが
この人が幸せになるにはなにをすればいいのだろう
と考えることにつながっていました。
そうゆう過程をふんでいると、やはり、どんどん学ぶことや、それらを実践することが楽しくなってゆくんですよね…!
人のためにものを作ることをやめたくない。
ものづくりする側として、こういう使ってくれる人あってこその楽しさは忘れたくないと思います。
ここで、富士通が提唱するアクセシビリティの指針が素敵なので一番最初のことを紹介します。
http://jp.fujitsu.com/webaccessibility/
前提となる注意点
1. ウェブコンテンツに関する規格や技術仕様を守る。
ウェブコンテンツは、各種のブラウザやOS・支援技術(注)などとの連携によって利用者に提供されます。広く一般に定められた規格や技術仕様(HTML文法など)に準拠することで、ウェブサイトを有効に利用することができます。
「JIS X8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ」の場合、5.1aとして規定されています。
(注)支援技術
障害のある人が、IT機器などを利用できるようにする技術のことです。
音声ブラウザや画面拡大ソフト、キーボードエミュレータやジョイスティックマウスなどがあります。アシスティブテクノロジー(Assistive Technology)とも言います。
ユーザーがインタフェースを利用する環境をきちんと理解し、適切なコンテンツを提供しましょう、というものです。
与えられた環境の成約の中で、最も素敵な体験を提供できるようにがんばれやこらっってことですよ…!
受託開発をしている中でも、こういう目線と意見は忘れずに心に留めていきたいところです。
ぜひぜひ、JISで定められたアクセシビリティの規定に目を通してみてください。わりと、忘れかけていたことが思い出せたりして良い振り返りになりますよ!!!!
仕様も設計も、やはり技術を理解したうえ、で成り立つことは多いので、上流工程に関わる以上は理解していなければと思うのです。
使ってくれる人がいる環境を最もよく理解したうえで、提案とかガツガツしていきたいものですなあ。